乾牧草の生産販売の中島牧場

 
牧草の収穫

高品質な牧草を作るには、日頃の手間を惜しまない生産プロセスが不可欠です。
当社の牧草作りには、創業時から貫かれた確固たる生産理念・ポリシーが生きています。
更にそれらを元に確立された高い生産技術によって、高品質が維持されています。

牧草生産から出荷までの流れ




 

機械整備
         

整備や洗車のしやすい様に、ホースの改造、施設の設備等の改善もしています。
また機械の反転をしたり、整備、修理、改造をする為に天井クレーンを2台設置しています。




機械を直せるように設備を整えています

           

部品庫

部品庫

部品庫

部品は機械毎、メーカー毎に整理され、いつでも整備に対応出来るよう管理されています。

 
肥料散布
牧草の生産は、まず肥料散布から始まります。
その草地の土質の種類(Ph、牧草の成分等)を調べて、その土質に合った肥料を独自にブレンドします。
※別ウィンドウでPDFファイルが開きます。保存や印刷はそちらでおこなっていただけます。

 

肥料はトランスパックに入れて自作のトレーラーに乗せ、畑まで運びます。
   
トレーラーに乗っているトランスパックを自作のユニックで吊り上げて、ブローキャスター(肥料散布機械)にあけます。

 

   
雪解けが終わり、新芽が成長する頃に散布を始めます、畑に散らばる様にトラクターを走らせます。
   

<<即効性⇔遅効性>>

当社では肥料のオリジナルブレンドを、住商アグリビジネス株式会社の協力で作り、その草地に合った 肥料をまいてます。

 

 

   
除草剤散布
 
肥料が溶ける頃に除草剤を散布します。
この時に使うのがタイヤをダブルにして、草地を痛めないように、自社で改造したWタイヤ専用トラクターです。
 
   
トラクターによる散布の様子。
除草剤は丸和バイオケミカル株式会社【ハーモニー】を使用しています。
【ハーモニー】は米国デュポン社で開発されたスルホニルウレア系の除草剤、麦畑や草地に発生する雑草に
対し、極めて高い効果のある茎葉処理型除草剤です。

 

   
牧草の中の雑草であるアカザ、エゾノギシギシ等が駆除出来ます。
   
雑草が枯れた後に、元気の良い牧草(チモシー種)が生えてきます。
   
刈り倒し
 

 

 

夏になり草地に牧草が伸びると、デスクモアで刈り始めます。

   
乾燥
 




刈り倒した牧草は水分が十分になくなるまで、ヘイ・テッター(牧草反転)を掛けて乾かします。

   
収穫
 






数日後乾いた牧草をヘイ・レーキ(集草機)で1本のうねに集め、ロールベーラーでロールにします。

   
運搬
 


畑にロールが大量に出現し、フロントローダーでトレーラーに積み込みます。

   
   

草地で収穫した物は、その日のうちに全て収納します。
朝露や不意の雨、又は従来のシート使用による草地への
放置、これではシート内側での結露を招き、底部分では
土に触れた分 痛みが出てしまいます。

   
保管
 




   

当牧場では、収穫した牧草の様々なダメージを
最小限に考え、再醗酵による品質低下を防ぐ為、
自作の足の高いパレットを敷き、風通しの良い専用の倉庫に格納しています。

こうして1〜2ヶ月は専用の倉庫に入れて予乾します。
   

前の倉庫で予乾、再醗酵を得た後、今度は外壁が自在に開閉可能な別倉庫へフォークリフトにて収納します。

   

2番牧草収穫も作業工程は同じですが、
牧草をロールベーラーで梱包してゆく時に、
どうしても水分による変色やカビで牧草の質の低下が避けられません。
そこでロール幅を通常の1200mmから1000mm幅となるように改造したロールベーラーを使用し、
2番草も品質を落とさず収穫が可能になりました。

   



中島牧場
〒067-0052 北海道江別市角山168番地 TEL:011(873)4833 FAX:011(383)9966